「うちの子に、いいものを食べさせたい」
犬と暮らしている人なら、たぶん一度は思ったことがあると思う。
私も、ずっとそうだった。
ジョイは11歳。
子犬の頃から一緒に暮らしてきて、ロイヤルカナン、シュプレモ、そして今のアカナまで、いくつかのフードを試してきた。
ジョイは、何でも同じように食べられる犬ではない。
フードを変える時は少し慎重になるし、おやつを試す時も、私は袋の裏をじっと読む。
ジョイはその横で、袋を開ける音だけを聞いている。
フード難民という言葉があるなら、飼い主の私は、わりと長くその町に住んでいた。
新しいフードに替えるたびに、「これでいいのかな」と思った。
食べるか。
便はいつも通りか。
吐き戻しは気にならないか。
袋に書いてあることより、ジョイがごはんのあとにいつもの場所で寝ているかを見ていた。
今はアカナ シニアドッグを続けている。
でもこの記事は、「アカナが一番いい」と言うための記事ではない。
ロイヤルカナンからシュプレモ、そしてアカナへ。
11年の間に、私が何を見て、何に迷い、どうやって今のごはんに落ち着いたのか。
ジョイのフード遍歴として残しておこうと思う。
なお、この記事はジョイの場合の記録です。吐き戻しが続く、食欲や元気がない、いつもと違う様子がある時は、フードだけの問題と決めつけず、動物病院へ相談するようにしています。
🐩 ジョイは、何でも食べられる犬ではなかった
ジョイは、見た目だけなら、わりと元気そうな犬だ。
白くて小さくて、家では急に省エネモードに入ることもある。
でも、おやつの袋を見つけた時だけは、11歳とは思えない反応をする。
ごはん前だけ現役部長になる犬だ。
ただ、胃腸は昔から少しデリケートだった。
市販のおやつを食べた後に吐いたことがある。
フードを切り替える時期は、便や食べ方をいつもより気にして見る。
何かあった時、ジョイはだいたい普通の顔をしている。
飼い主だけが先に青ざめて、「あのおやつかな」「昨日のごはんかな」と反省会を始める。
犬は普通に寝る。
飼い主は便を見て考える。
11年一緒にいても、この役割分担は変わらない。
だから私は、「人気だから」「高そうだから」ではなく、ジョイが食べたあとの毎日を見ながら、フードを選ぶようになった。
🍚 ロイヤルカナンからシュプレモへ。最初は「普通に食べられる」が正解だった
ジョイが子犬の頃に食べていたのは、ロイヤルカナンだった。
最初の頃は、何が正解かなんて分からない。
犬を迎えたばかりの私は、フード売り場の前で袋を持ち上げては戻し、口コミを見ては余計に迷っていた。
原材料も成分表も、今ほど読めなかった。
ただ、「食べてくれること」と「大きく体調を崩さないこと」が、当時の私にはいちばん大事だった。
その後、長く続けたのがニュートロ シュプレモだった。
シュプレモに大きな不満があったわけではない。
ジョイも普通に食べていたし、私が見ている範囲では、便の状態も大きく崩れなかった。
フードを替えるというと、「今のフードに問題があるから」と思われるかもしれない。
でも、ジョイの場合はそうではなかった。
11歳が近づいてきて、これからの毎日を考えた時に、「ほかの選択肢も見てみようかな」と思っただけだ。
子犬の頃は、とにかく元気に大きくなってくれたらよかった。
シニアと呼ばれる年齢になった今は、無理なく食べ続けられることの方が大事になった。
🌿 11歳が近づき、アカナを試してみた
シュプレモに不満があったわけではない。
それでも私は、次のフードを探し始めた。
シニア犬になっていくジョイに、私自身が納得して選べるものを、一度試してみたかった。
原材料表示を見て、価格を見て、粒の大きさも見て。
そこで候補に入ったのが、アカナ シニアドッグだった。
ただ、袋を買った瞬間に「これで決まり」と思ったわけではない。
フードを替える時は、飼い主にとって毎回ちょっと緊張する。
ネットで高評価でも、ジョイに合うかどうかは別の話だからだ。
わが家では、以前のフードに少しずつ混ぜながら切り替えた。
食べるか。
便はいつも通りか。
吐き戻しが気にならないか。
ごはんのあと、いつものように過ごしているか。
新しいフードの袋を開けるたびに、私は少しだけ神妙になる。
ジョイは、たぶん「今日のごはん、いつもより匂いが違うな」くらいにしか思っていない。
飼い主だけが、すごく真剣だった。
🔍 フードを変えるたび、私が見ていた4つのこと
フードを選ぶ時、袋に書いてある情報を見ないわけではない。
でも、私にとって原材料や成分表示は、候補に入れる前に確認するものだ。
実際にジョイが食べ始めてからは、毎日の様子の方をよく見る。
同じフードでも、食べる犬によって受け取り方は違う。
ジョイはしゃべれないので、私は毎日、少しずつ答え合わせをしている。
食べ方が、いつもと違わないか
毎回ものすごい勢いで食べる必要はない。
ジョイの場合は、残し続けず、いつものように食べてくれたら、まず安心する。
食いつきが派手ではない日もある。
でも、急に食べなくなった日だけは、飼い主の心臓が先に忙しくなる。
便の状態が、大きく崩れていないか
毎朝の散歩では、ジョイの便も見る。
愛犬と暮らす前の私に、「50代になったら犬の便の形で朝の気分が変わるよ」と言っても、たぶん信じなかったと思う。
でも今は、いつも通りの状態で出てくれるだけで、心の中で小さく拍手している。
吐き戻しが気にならないか
ジョイは胃腸がデリケートなので、フードを変える時は吐き戻しがないかも気にしている。
アカナを続けている今は、フードを食べたあとに吐き戻すことが以前ほど気にならなくなった。
もちろん、フードだけが理由とは言い切れない。
おやつや食事の間隔、その日の体調なども一緒に見ながら、今のところ大きく体調を崩さず食べ続けられていることを、私はありがたく思っている。
家計の中で、続けられるか
どんなに良さそうに見えても、毎月続けられなければ、わが家のフードにはならない。
アカナは安くないし、粒もジョイには少し大きめだ。
それでも、今のところ続けている。
高いフードを選んでいる自分を褒めたいわけではない。
ジョイが食べて、体調が大きく崩れず、家計も無理なく回る。
わが家にとっては、そのバランスが大事だ。
フード選びで、私が実際に見ていることは、こちらの記事に詳しくまとめています。
▶ 11歳シニア犬のフード選びで見ている5つのこと|毎日の観察が一番頼りになった
🐾 今のアカナに落ち着いても、毎日見ている
アカナを続けているからといって、「もうフードのことは何も考えなくていい」と思っているわけではない。
シニア犬の毎日は、昨日と同じように見えて、少しずつ変わっていく。
食べる量。
食べる速さ。
便の状態。
吐き戻しの有無。
ごはんのあと、いつもの場所で眠れているか。
毎日見ていることは、派手ではない。
でも、ジョイがしゃべれないぶん、私にはその普通が大事だ。
アカナ シニアドッグについて、食事量・粒の大きさ・食いつき・便・価格まで詳しく書いた記事はこちらです。
▶ 11歳犬にアカナ シニアドッグを続けている理由|高いし粒も大きい。それでも買っている【口コミ】
吐いた時に飼い主が何を見て、病院へどう伝えるかは、こちらにまとめています。
▶ シニア犬の吐き戻しで見直した5つのこと|11歳ジョイのごはん記録
🍵 まとめ|フード難民だった私が、正解を探すより観察するようになった
ロイヤルカナンからシュプレモへ。
シュプレモからアカナへ。
11年の間に、ジョイのごはんは何度か変わった。
そのたびに私は、少し不安になった。
次のフードは合うかな。
お腹は大丈夫かな。
ちゃんと食べてくれるかな。
でも、11年一緒に暮らして分かった。
フードの正解は、袋の外にある。
食べたか。
便はいつも通りか。
吐き戻しは気にならないか。
ごはんのあと、いつもの場所で寝ているか。
私は、その毎日の普通を見ながら、これからもジョイのごはんを選んでいくと思う。
ジョイは今日も、ごはん前だけやる気がある。
私は今日も、フードの袋を開ける前に、少しだけ彼の顔を見る。
それでは、また🐾



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