前回の記事で、40代で15kg太り、50代で10kg減った話を書きました。
10kg減った時期、毎日の食卓でよく使っていたのが、せいろでした。
野菜や肉を蒸して、もち麦を炊いて、ゆで卵を冷蔵庫に置く。
「私、ついに整った人になったかもしれない」
と思っていました。
しかし、ひとつ正直に告白しなければなりません。
せいろを戸棚の奥にしまっていた時期があります。
その頃は、炒め物が増え、お酒の量も少し戻り、体重も3kg戻りました。
せいろだけが理由だったわけではありません。
でも、せいろを使っていた頃の食卓から離れると、私の生活全体が少しずつ元に戻っていったのは確かです。
竹は何も言わず、戸棚の奥で待っていました。
完璧な成功者ではありません。でも、その方が今の私には正直です。
これは、せいろだけで痩せたという話ではありません。
食卓を少しずつ変えた時期と、少し戻った時期を振り返る、50代のダイエット記録です。
体重や体調の変化には個人差があります。急な体重変化や体調不良がある場合は、無理に自己判断せず医療機関へ相談してください。
🤔 せいろを始めた理由は、健康でもダイエットでもなかった
「どうして、せいろを始めたんですか?」
と聞かれることがあります。
健康のため。
ダイエットのため。
丁寧な暮らしに目覚めたため。
そう答えられたら、少し格好いい。
でも、本当の理由は、
「蒸した野菜がおいしそうだったから」
です。
ネットで、誰かがせいろから湯気を立てている写真を見ました。
野菜がつやつやしている。
鶏肉まで、何となく上品に見える。
同じ鶏肉なのに、フライパンにいると生活感があり、せいろに入ると急に旅館の朝食になる。
その差に負けました。
決意も覚悟もありません。
「私も、これを食べたい」
と思い、竹製のせいろを買いました。
2025年2月のことです。
🍽️ せいろと一緒に、食卓で変わっていたこと
せいろを始めた頃、体のことも少し気になっていました。
でも、厳しい食事制限はしていません。
ジムにも通わない。
走らない。
急に意識の高い人にもならない。
私が変えたのは、食卓の一部でした。
- 野菜と肉や魚を、せいろで蒸す
- 白米にもち麦を混ぜる
- 小腹が空いた時の選択肢として、ゆで卵を置く
- 食べたものと体重を「あすけん」に記録する
「明日から本気を出す」と宣言した日もありません。
せいろで蒸す。
食べる。
記録する。
また蒸す。
たまに飲む。
正確には、わりと飲む。
そんな一年でした。
ゆで卵は、私にとって「お腹すいた」の緊急避難先になりました。
以前は、お腹が空くとお菓子を探していました。
「ちょっとだけ」と思って袋を開ける。
ちょっとだけで終わった記憶は、ほとんどない。
冷蔵庫にゆで卵があると、私の場合は、お菓子へ直行する前にいったん立ち止まれました。
私の「お腹すいた」からお菓子へ向かう道には、ゆで卵という料金所ができました。
だいたい、そこで止まれます。
たまに突破します😂
もち麦も、劇的に何かが変わった感覚はありません。
ただ、白米に混ぜて炊くだけなので続きました。
私は、努力が必要なことには弱い。
炊飯器がやってくれることには強い。
そして、21cmの二段せいろは、野菜と肉や魚を一度に蒸せるので、夜ごはんを考える負担を減らしてくれました。
今日は何を作ろう。
何から炒めよう。
フライパンはどれを使おう。
そういう小さな判断を飛ばして、切って並べて蒸す。
私にとってせいろの一番よかったところは、料理を頑張ることより、考えることが減ったことでした。
💪 10kg減ったのは、せいろだけのおかげではない
2026年2月、体重は一年前より約10kg減っていました。
毎日、必死にダイエットしていた感覚はありません。
でも、せいろだけで体重が変わったわけでもありません。
食べる量を見直したこと。
もち麦やゆで卵を取り入れたこと。
食べたものを記録したこと。
ジョイと歩いたこと。
生活の中で、こうしたことが重なっていた時期でした。
せいろは、その入口のひとつでした。
蒸したブロッコリーは甘い。
キャベツも甘い。
人参も、こちらが何もしていないのに、それなりの料理になる。
私は50代になって初めて、
「野菜って、味があったんだ」
と気づきました。
それまでも味はあったのでしょう。
私がマヨネーズの方を見すぎていただけです。
40代で15kg太り、50代で10kg減った流れ全体については、こちらにまとめています。
50代ダイエットまとめ|40代で15kg太った私が10kg減るまで
😅 せいろをしまった頃、食卓に戻ってきたもの
問題は、10kg減ったあとです。
体重が減ったことで、私は少し安心しました。
「もう大丈夫かもしれない」
人は安心すると、戸棚へ物をしまいます。
2026年の春頃から、
「今日はフライパンでいいか」
「明日はせいろを出そう」
という日が増えました。
明日は、何度も来ました。
せいろは出てきませんでした。
気づけば戸棚の奥。
その時期は、炒め物が増え、お酒の量も少し戻り、食べる量にも甘くなっていました。
そして、体重も3kg戻りました。
体重計に乗った時、
「ああ、本当に戻るんだ」
と、少し笑いました。
せいろを使わなかったことだけが理由ではありません。
でも、せいろを出さなくなった時期に、私が続けていた食べ方も、少しずつ消えていきました。
戻る時だけ、生活は仕事が早い。
🌱 3kg戻っても、前ほど慌てなくなった
以前の私なら、3kg増えた時点で焦っていたと思います。
明日から食べない。
急に運動する。
数日頑張る。
疲れる。
やめる。
さらに落ち込む。
でも今回は、思ったより慌てませんでした。
10kg減った時期に、自分に合う食卓が分かったからです。
「せいろを出せば必ず痩せる」ということではありません。
ただ、せいろを使っていた頃の食事を思い出すと、生活を立て直す時のヒントになります。
何を食べればいいか分からない状態ではない。
戻る場所を、私は一度作っていました。
10kg減ったことより、3kg戻っても慌てなくなったことの方が、私には大きかった。
続けられなかったから失敗、ではありません。
サボったあと、また戻れるなら、それでいい。
💌 戸棚の奥に入れた時期を経て、今はまたせいろを出している
せいろを戸棚の奥にしまった時期もありました。
でも今は、またせいろを出しています。
3kg戻ったから慌てて始めた、というより、私が戻りたい食卓を思い出したからです。
せいろは、痩せる道具ではありません。
私にとっては、夜ごはんを考える負担を減らし、食べすぎた後にも戻りやすくしてくれる、台所の道具です。
せいろは、サボっても戻れる台所になりました。
戸棚を開けると、ジョイがやってきました。
せいろではなく、その横にあるおやつ袋だけを確認して帰っていきました。
それでは、また🥟



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