せいろを買う前の私は、夜になると「今日は何を食べよう」ではなく、「今日は何を作らずに済ませよう」を考えていた。
50代。仕事終わり。更年期らしい疲れ。やる気ゼロ。
揚げ物は面倒。炒め物も面倒。
冷蔵庫を開けて、少し考える。
そして、惣菜を買う。
買って帰る頃には、「今日は仕方ない」と自分に言い聞かせている。
でも、その“仕方ない日”が続いた頃は、私の場合、夜ごはんの量や選び方も乱れがちだった。
体重の変化には、食べ方やお酒、歩く量など、いくつものことが重なっていたと思う。
そんな私がせいろを買ったのは、料理が好きだったからではない。
夜ごはんで、もうこれ以上がんばりたくなかったから。
せいろを使っただけで10kg減ったわけではない。
食べ方を見直したこと、水分を意識したこと、夜の量を見直したこともあった。
ただ、せいろは、疲れた夜にその食べ方へ戻りやすくする道具のひとつになった。
野菜を切る。
肉をのせる。
お湯を沸かして、せいろをのせる。
その間に私は、ソファでドラマを見ている。
たぶん働いているのは私ではなく、せいろだ。
この記事では、50代でダイエット中だった私が、せいろを買う前に本当に知りたかったことをまとめます。
竹・杉・ひのきの違い、21cmと24cmの選び方、最初の使い方、クッキングシート、洗い方と乾かし方。
そして、「せいろは本当に続くの?」という、一番大事なところまで書きます。
🔥 せいろを始めて、私の夜ごはんで最初に変わったこと
せいろは、痩せる道具ではない。
ここは最初に言っておきたい。
せいろを買えば勝手に体重が落ちるわけでも、蒸しただけで人生が整うわけでもない。
豚肉を山ほど入れれば普通に食べすぎるし、ポン酢をかけすぎれば普通に濃い。
それでも私にとってせいろが助けになったのは、油を使わない夜ごはんを、面倒くさがりのまま続けられたからだ。
キャベツやもやしを敷く。
その上に豚肉をのせる。
余裕があれば、きのこかブロッコリーも入れる。
蒸し上がったら、ポン酢か塩で食べる。
フライパンを出さない。
油はねを拭かない。
料理を作った達成感だけは、なぜかちゃんとある。
私に必要だったのは、映えるレシピではなかった。
疲れた夜でも、惣菜コーナーへ流れにくくなる仕組みだったのだと思う。
🎋 せいろは竹・杉・ひのき、どれを選ぶ?私は竹製にした
せいろを買おうとして、最初に止まったのはここだった。
竹? 杉? ひのき?
せいろを買うだけなのに、急に木材の世界が広がる。
私はかなり調べて、竹製を選んだ。
結果として、今の暮らしにはこれでよかったと思っている。
素材は「高級かどうか」より、毎日使えるかで選んだ
素材にはそれぞれ好みがあるけれど、私は「どれが一番いいか」より、平日の夜に気負わず使えるかで考えた。
| 素材 | 選ぶ時に考えたいこと | 向きやすい人 |
|---|---|---|
| 杉 | 木の香りを楽しめるか | せいろらしい香りも含めて楽しみたい人 |
| 竹 | 香りの控えめさと日常使いのしやすさ | 肉・野菜・パンまで気軽に蒸したい人 |
| ひのき | 道具そのものの香りや佇まいを楽しめるか | 長く使う道具として選びたい人 |
私は、肉も野菜もパンも蒸したかった。
食材に木の香りが強く移るのは避けたかった。
だから竹製にした。
「せいろらしい香りも楽しみたい」という人には、杉やひのきも合うと思う。
でも私のように、平日の夜にキャベツともやしと豚肉を蒸す予定なら、竹はかなり気楽だった。
📏 せいろのサイズは21cmか24cm?私は21cmを選んだ
素材の次に迷ったのは、サイズだった。
小さすぎたら足りないかもしれない。
大きい方が便利そうにも見える。
でも、せいろは毎日使えてこそ意味がある。
大きすぎて洗うのも干すのも面倒なら、きっと棚の奥へ行く。
私は21cmを選んだ。
夜ごはんに野菜と肉を入れるなら、私にはちょうどよかった。
一人分には余裕があり、二人分でも入れるものを工夫すれば十分使える。
24cmは、家族分をまとめて蒸したい人や、大きな野菜をそのまま入れたい人には便利だと思う。
ただし、洗う時も、干す時も、収納する時も大きい。
買う前に確認したいのは、この3つです。
- 今使っている鍋に合うか
- 蒸し板や調整輪が必要か
- 乾かす場所を作れるか
私は、乾かす場所だけは買う前に決めていなかった。
使い始めてから、レンジフードにフックをつけた。
出しっぱなしではない。
乾燥中である。
🫧 せいろは届いたらすぐ使える?最初の使い方で迷ったこと
せいろが届いた時、私は「さて、洗うの? 空蒸し? 何分?」で止まった。
自然素材のせいろは、商品によって扱い方が少し違う。
だから最初に見るべきなのは、ネットのまとめ記事より買ったせいろの説明書です。
私は最初に水で濡らし、空蒸しをしてから乾かした。
竹や木の香りが気になる場合は、空蒸しで香りを和らげる方法もある。
ただし、すべてのせいろで同じ手順が必要とは限らないので、購入した商品の案内を優先した方が安心です。
使い始めたあと、私が毎回気をつけているのは難しいことではない。
- 使う前に、せいろを軽く濡らす
- 鍋の湯がなくならないように見る
- 使い終わったら、さっとすすいで乾かす
せいろは、「洗ったら終わり」ではなく、「乾かして終わり」だった。
とはいえ、私はゴシゴシ洗っているわけではない。
シートを敷いて使っているので、使い終わったらぬるま湯でさっとすすぐ程度だ。
水気を切ったら、レンジフードにつけたフックへ吊るす。
せいろ本体、蓋、調整輪をばらして吊るしておくと、風が通りやすい。
レンジフードの形状やフックの耐荷重は、必ず確認してください。
私は、洗い物が増えたというより、フライパンと油はねを減らした感覚の方が強い。
この乾かし方まで含めて、せいろは続いた。
📄 せいろのクッキングシートは、私には必需品だった
最初の頃は、「シートなんていらないでしょ」と思っていた。
甘かった。
蒸し終わったせいろに、肉がしっかり張りついていた。
その肉を見つめながら、私は3秒で考えを改めた。
せいろを丁寧に使うより、次の日も使える方が大事だった。
せいろ紙があると、食材が取り出しやすい。
せいろ自体の汚れも減る。
片付けのハードルが下がるので、私は結果的にせいろを使う回数が増えた。
ただし、最初から全部そろえる必要はないと思う。
- まず試すなら、普通のクッキングシート
- 毎日使うなら、洗って繰り返せるシリコーンシート
- 片付けまで最短にしたいなら、穴あきの使い捨てシート
野菜やシュウマイなど、蒸気をしっかり通したい時は穴あきシート。
魚や肉など、汁や脂が出やすいものは、穴なしのシートやホイルを使うこともある。
せいろは丁寧な暮らしの道具に見えるけれど、私はなるべく片付けを減らしたい。
そのくらい雑な方が、結局は続く。
🍽️ 私の夜ごはんは、キャベツ・もやし・豚肉でだいたい成立する
朝と昼は普通に食べる。
私がせいろに助けられたのは、夜ごはんだった。
一番よくやるのは、キャベツかもやしを敷いて、その上に豚肉をのせるだけの蒸ししゃぶ風。
余裕があれば、きのこやブロッコリーも入れる。
ポン酢をつければ、それなりに立派な夜ごはんになる。
それなりに、という言葉は大事です。
私は毎晩、映える料理を作りたいわけではない。
お腹が空いている自分を、コンビニや惣菜コーナーに連れていかずに済ませたいだけだ。
休日の朝は、パンやベーグルを蒸すこともある。
卵、ウインナー、ブロッコリーも一緒に蒸せば、洗い物の少ない朝ごはんになる。
肉や魚を蒸す時は、厚みや量で火の通り方が変わるので、中心まで加熱できているかを必ず確認しています。
せいろを始めて、夜ごはんが少しラクになった話はこちらです。
▶ せいろ生活と10kg減量の記録|3kg戻った50代の正直な話
更年期の夜、せいろを続けられた理由については、こちらに書いています。
▶ 更年期の夜ごはんに、せいろを続けられた理由|疲れた日ほど助かった話
🛒 私が使っているせいろと、後から足した便利なもの
ここからは、私が実際に使っているものです。
せいろを初めて買う時は、道具を全部そろえる前に、まず本体が自分の暮らしに合うか確かめるのがおすすめです。
私は、竹製21cmのせいろから始めた。
届いてすぐ使えるセットだったので、「鍋は合う? 蒸し板はいる? 何を買い足す?」と考えることが少なかったのが助かった。
セット内容や対応熱源は変わることがあるため、購入前に販売ページで確認してください。

繰り返し使えるシリコーンシート
せいろを使う回数が増えてから、洗って繰り返し使えるシートも加えた。
ゴミを減らしたい日や、野菜を蒸す日に便利です。

▶ 洗って何度も使える。無印良品 蒸篭用シリコーンシートはこちら
楽天市場で見てみる片付けを最短にしたい日の使い捨てシート
今日はもう洗い物を増やしたくない、という日は使い捨ての穴あきシートを使う。
ズボラの味方は、だいたい続ける力の味方でもある。

レンジフードに吊るすためのマグネットフック
せいろは、洗うより乾かす方が大事だと分かってから、レンジフードに吊るすようになった。
せいろ本体、蓋、調整輪をばらして吊るすと、風が通りやすい。
出しっぱなしに見えるけれど、私は「乾燥中」と言っている。

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楽天市場で見てみる⚠️ せいろが向かない人もいる。でも私には続いた
せいろを買えば、毎日せいろ生活になるわけではない。
唐揚げが食べたい日もある。
炒め物の気分の日もある。
何も作らず、外で食べたい日だってある。
せいろは、そういう日をなくす道具ではない。
でも、「今日は何もしたくない。でも惣菜ばかりは嫌」という日に、私を助けてくれる。
使い終わったあとも、私はさっとすすいで、レンジフードのフックへ吊るすだけだ。
洗い物が増えた感覚は、ほとんどない。
むしろフライパン、油、フライ返しを使わない分、私にはラクだった。
ただ、蒸し料理そのものが好きではない人や、お湯を沸かして湯気を出すことまで面倒に感じる人には、向かないかもしれない。
道具の正解は、性能ではなく、自分がどの面倒なら引き受けられるかで決まるのだと思う。
🍵 まとめ|私の夜ごはんに必要だったのは、気合いではなく湯気だった
私のダイエットは、若い頃のように勢いだけでは続かなかった。
運動も食事管理も、毎日きっちりできる日ばかりではなかった。
だから私は、せいろを「痩せるための特別な道具」ではなく、夜ごはんを崩しにくくする道具として使っている。
竹製の21cm。
最初に必要だったのは、せいろ本体とシートくらい。
あとは、さっとすすいで、フックに吊るして乾かせる場所があればよかった。
切る。入れる。蒸す。
それだけで、疲れた夜の選択肢がひとつ増えた。
私に必要だったのは、気合いではなく湯気だった。
ジョイは、湯気が上がると台所へやってくる。
たぶん彼にとっては、ダイエットではなく、お肉の気配です🐩
▶ 50代ダイエットの記事一覧|10kg減量までに続けたこと・やめたこと
それでは、また🍵



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