ジョイがトリミングから帰ってきた。
迎えに行ったら、知らない犬がいた。
一度、店の奥を見た。
私の犬は、まだ中にいると思った。
目の前で尻尾を振っている白い犬が、本人だった。
つい数日前まで、ジョイはこんな状態だった。
せっかくなので、トリミング前後の記録を残しておこうと思う。
🐩 トリミング前。犬種不明期に入っていた
もはや、犬種が分からない。
トイプードルMIXのはずなのに、どこから見ても別の何かである。
毛が伸びて、目がどこにあるのかも怪しい。
なぜか前脚をクロスさせ、
「何か文句でもあるのか」
と言わんばかりの渋い顔で、こちらを見ている。
白くて小さな犬を飼っていたはずなのに、気づけばリビングに頑固親父がいた。
それでも毎日一緒にいると、慣れてくる。
目が見えなくても、首が見えなくても、
「まあ、ジョイだし」
で済ませるようになる。
人間の適応力は、なぜかこういうところで発揮される。

✨ 迎えに行ったら、純白の天使がいた
そして、トリミング当日。
ジョイを預け、数時間後に迎えに行った。
そこにいたのは、
誰ですか。
目がある。
耳がある。
首がある。
全部ある。
飼い主の記憶から消えていた部位が、一気に発掘されていた。
さっきまでリビングにいた頑固親父は、どこへ消えたのか。
外の光を浴びて、目をキラキラさせている。
白い。
丸い。
高級そうなシャンプーの香りまでしている。
そこには、純白の天使が立っていた。
本人である。

普段ほとんど家にいる私は、帰り道で写真を撮りまくった。
正面。
横。
斜め。
少し上から。
もう一度、正面。
ジョイは目をくるくるさせながら、黙って撮影会に付き合っていた。
顔には、はっきり書いてあった。
早く帰りたい。
🐾 見た目は天使、中身はいつものジョイだった
帰宅すると、ジョイは部屋中を走り回った。
トリミング中にためていた何かを、すべて放出しているようだった。
ソファへ飛び乗る。
床へ降りる。
こちらを見る。
おやつを要求する。
見た目は天使。中身は、いつものジョイ。
一通り走り回り、
おやつを手に入れ、
満足したジョイは、
0.3秒で寝た。

さっきまでのキラキラした天使は、もういない。
いつもの寝ている犬がいる。
別犬になって帰ってきても、
走って、
食べて、
すぐ寝るところまで含めて、やっぱりジョイだった。
トリミングで整ったのは毛だけだった。中身は今日も、おやつと昼寝でできている。
11歳。
マイペースは、今日も健在である。
それでは、また🍵



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