在宅ワークの最大の敵は、座りっぱなしだ。
通勤はない。会議室への移動もない。お昼ごはんも、気づけばパソコンの前で食べている。
1日10時間、ほぼ動かない。
さすがにこれはよくないと思った。
座りっぱなしがよくないなら、立って仕事をすればいい。ダイエットにもなるし、体にも良さそうだ。
そう考えた私は、出窓を即席のスタンディングデスクにした。
その頃、腰から足にかけて痛みが出て、病院で坐骨神経痛と診断された。
出窓で立ち仕事を始めたことが直接の原因だったのかは、私にはわからない。
ただ、長年ほぼ座りっぱなしだった人間が、急に立ちっぱなしへ方針転換した時期と重なっていた。
座りっぱなしの反対は、立ちっぱなしではなかった。
これは、出窓で健康意識を高めたつもりが、整形外科へ行くことになった50代在宅ワーカーの話です。
😂 デスクは買わなかった。出窓がちょうどいい高さだった
ダイエット目的で、立って仕事をしようと思った。
でも、スタンディングデスクを買うほどではない。
そんなにお金をかけたくないし、部屋もこれ以上狭くしたくなかった。
ある日、ふと気づいた。
出窓が、ちょうどいい高さだった。
ノートパソコンを置く。立つ。
「これでいいじゃないか😊」
デスクを買わずに済んだ。場所も取らない。片付けもいらない。
出窓ひとつで、私はずいぶん賢くなった気がしていた。
午前中は出窓で立って仕事。
お昼ごはんの後も、そのまま出窓。
気づけば15時頃まで、ほぼ立ちっぱなしだった。
「今日の私は、健康意識が高い」
そう思っていた。
足が痛くなるまでは。
😅 座りっぱなしをやめようとして、立ちっぱなしになった
毎日続けているうちに、足が痛くなった。
腰も痛い。
立ち上がるたびに、「いたっ」となる。
在宅ワーカーが腰から足にかけて痛くなると、地味に詰む。
椅子に座っても痛い。
立っても痛い。
横になっても、「この姿勢で合ってる?」と少し考える。
椅子に座り直しては、「やっぱり違う」と立ち上がる。
立ち上がっては、「いや、立つのも違う」とまた座る。
出窓で始めた健康習慣のせいで、私は家の中でずっと落ち着かなかった。
病院を受診して、坐骨神経痛と診断された。
出窓での立ち仕事は、あっさりやめた。
今思えば、無謀だったと思う。
長年ずっと座って仕事をしていた体に、ある日いきなり「今日から立って働く」と言った。
しかも午前中から午後まで。
体からしたら、話が違ったと思う。
50代の体は、急な方針転換に正直すぎる。
若い頃なら、多少無茶をしても寝れば戻った気がする。
でも50代になると、体は黙って付き合ってくれない。
ダイエットのために始めたのに、痛みで動きにくくなる。
本末転倒だった。
ただ、この失敗があったからこそ、「座らないこと」よりも「同じ姿勢を続けないこと」を考えるようになった。
💡 在宅ワークで、同じ姿勢を続けないために私がしている3つのこと
坐骨神経痛と診断されてから、私は「座らない生活」を目指すのをやめた。
急に立ち仕事へ切り替えることも、痛みを無視してストレッチを頑張ることも、私には続かなかった。
今は、座るか立つかの二択にしない。
仕事の途中で体勢を変える。痛い日は無理をしない。毎日使う椅子を後回しにしない。
ここに書くのは治療法ではなく、坐骨神経痛と診断された私が、在宅ワークを続けるために試行錯誤している小さな工夫です。
根性で姿勢を正すより、同じ姿勢を続けない仕組みを作る。
今の私には、そのくらいがちょうどいい。
30〜50分に一度、いったん立つ
30〜50分に一度、タイマーを鳴らして立ち上がるようにしている。
立ってすごい運動をするわけではない。
お茶を入れる。水を飲む。窓の外を見る。
ただそれだけでも、ずっと同じ姿勢で画面を見続けるより、私には区切りになる。
タイマーが鳴った時に、「今いいところなのに」と思うこともある。
でも、腰と足は私の仕事のキリの良さを待ってくれない。
そこは、体の言うことを聞くことにした。
痛くない日にだけ、小さく動く
痛みが強い日に、「今日こそ体をほぐさなきゃ」と名誉挽回を狙うのはやめた。
私は、痛みがある日に新しいストレッチを始めることはしない。
動けそうな日にだけ、仕事の合間に本当に小さな動きを入れている。
| 仕事の合間にしていること | 私のやり方 |
|---|---|
| ふくらはぎ上げ下げ | 椅子の横で、かかとをゆっくり上げ下げする |
| 肩回し | 肘で大きな円を描くように、前後に回す |
| 体側伸ばし | 腕を上げて、体をゆっくり横に傾ける |
| 足首回し・足指グーパー | 座ったまま、足首を回して足指を開いたり閉じたりする |
どれも、運動というより「体がまだここにある」と確認する程度だ。
私の場合は、頑張ってまとめてやるより、気がついた時に少しだけ動く方が続いている。
椅子を「座れればいい」で済ませない
タイマーをかけても、途中で立っても、1日10時間近く座る椅子の硬さだけはごまかせなかった。
「ちょっと硬いけど、まあ座れるし」と思っていた。
でも、毎日長時間使うものなら、その“ちょっと”は積み重なる。
パソコンにはお金をかけるのに、自分のお尻が乗る場所は後回し。
今思えば、優先順位がおかしかった。
在宅ワークでは、椅子も仕事道具だ。
私はまだ試行錯誤中だけれど、座る場所に違和感があるなら、「慣れれば大丈夫」と放置しないようにしている。
🐩 ジョイの散歩が、私の強制リセットになった
在宅ワーカーの私には、パソコンから強制的に引きはがしてくれる存在がいる。
シニア犬のジョイだ。
ジョイは11歳。
家の中では急に省エネモードへ入ることもあるのに、散歩の気配を察すると別犬のように動き出す。
「そろそろ行きますよね?」という顔で、こちらを見ている。
自分ひとりだったら、「あと10分だけ」と言いながら、たぶん1時間座っている。
でもジョイは待ってくれない。
散歩の時間になると、静かに、でも絶対に忘れない顔でこちらを見る。
ジョイの散歩で外に出る。足を使って歩く。外の空気を吸う。画面から目を離す。
15〜20分でも、私には仕事の区切りと気分転換になっている。
シニア犬に散歩へ連れて行ってもらっている50代。
それが今の私だ。
でも、出窓で立ちっぱなしになっていた頃より、今の方がずっと無理がない。
ジョイとのいつもの暮らしは、こちらに書いています。
▶ 11歳シニア犬・ジョイの1日|朝から夜まで、わが家のいつもの暮らし
🍵 まとめ|座りっぱなしの反対は、立ちっぱなしではなかった
在宅ワークで座りっぱなしになるのが怖くて、私は立って仕事を始めた。
そして、立ちっぱなしになった。
出窓は便利だった。
高さも、たぶん悪くなかった。
でも、私の体には急すぎた。
今は、無理に立ち仕事へ切り替えない。
30〜50分に一度、立つ。
痛くない日にだけ、少し動く。
ジョイの散歩で外に出る。
そのくらいが、今の私にはちょうどいい。
無理に頑張るより、こまめに体勢を変える方が、50代の私には続けやすい。
この記事は、病院で坐骨神経痛と診断された私自身の体験です。
痛みやしびれの出方、運動をしてよいかどうかは人それぞれなので、主治医や医療者から受けた指示を優先してください。
痛みやしびれが急に強くなる、足に力が入りにくい、尿や便が出にくいなど、いつもの状態と違う症状がある時は、自己流で頑張らず早めに医療機関へ相談してください。
ジョイ「僕は散歩の時間も、ごはんの時間も、一度も忘れたことがありません🐩」
それでは、また🍵



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