「11歳に見えない!」
散歩中によく言われます。
「若いですね〜」
そのたびに私は「いや〜、そんなことないですよ〜」と言いながら、
心の中では『でしょうね』と思っています。
飼い主あるあるです。
ジョイは11歳。
帰宅すると家中を爆走します。クッションを振り回し、ソファを蹴る。
そして突然、電池が切れたように寝ます。
小学生男子です。
でも、家で毎日見ていると、小さな変化はあります。
元気かどうかだけではなく、いつもと違わないか。
私が見ているのは、この5つです。
| 見ていること | ジョイの場合 |
|---|---|
| 食欲・食べ方 | アカナを食べる。食べ慣れないものへの反応も見る |
| 動き | 走り方、飛び乗る様子、立ち上がり |
| 散歩 | 行きたがるか、歩き方や疲れ方 |
| 寝る様子 | 寝る時間や、起きるときの様子 |
| 口の中 | 歯磨きのときに歯や口の様子を見る |
これは「若く見せる健康法」ではありません。
今日のジョイが、だいたいいつものジョイかを確かめるためのものです。
「変わったか」だけでなく、「前からか」を見る
気をつけているのは、その行動があるかどうかだけではありません。
それは最近始まったことなのか。前からそうだったのか。
たとえばジョイは、散歩中によく止まります。
でも、風が強い日に歩かなくなるのは若い頃からです。
なので「止まった=11歳になって体力が落ちた」とは考えません。
逆に、何度か走ったあとのスピードが落ちるのは、
この夏に初めて気になったことでした。
同じ「散歩中に止まる」という行動でも、昔からのクセなのか、
新しく出た変化なのかで、見方が変わります。
11歳でまだ元気でも、私が見ている5つ
特別なことをしているわけではありません。
ごはんを食べる。走る。散歩へ行く。寝る。歯磨きを嫌がる。
そんな毎日の中で、「いつものジョイと違わないか」を見ています。
1.食欲と食べ方は、いつも通りか
ジョイのベースのフードは、アカナです。
シニアになってからは、シニア用を選んでいます。
途中で、別のフードに変えようとしたこともあります。
ジョイは食べませんでした。
静かに器を見て、静かに私を見た。
「これは違います」という顔でした。
ジョイが決めた。私は従った。
わが家の最終決定権は、犬にあります。
▶ 11歳シニア犬ジョイのフード遍歴|ロイヤルカナン・シュプレモ・アカナを試して見てきたこと
そして最近のジョイは、せいろの気配に敏感です。
キッチンで準備を始めると、どこにいても現れます。
さっきまで寝ていたはずなのに、いる。
音も立てずに、いる。
たぶん忍者です。
そして当然のような顔で、せいろの前に座ります。
「今日は、さつまいもですよね?」という顔をしている。
まだ何も決まっていません。
見ているのは、量だけではありません。
いつもの食べ物への反応が、変わっていないか。
食べる速さ、残し方、好きなものへの反応。
そこが変わったときは、少し気にします。
2.走る・飛び乗る・立ち上がる様子
今も普通に走ります。ソファにも飛び乗ります。
宅配便が来れば、誰よりも速く玄関へ向かいます。
ただ、「できるから大丈夫」で終わらせないようにしています。
走ったあとの様子。立ち上がるときの動き。
そこに、いつもと違うところがないか。
▶ 11歳シニア犬の夏|まだ元気でも「体力が落ちた?」と感じた変化
3.散歩へ行きたがるか、歩き方はどうか
ジョイは、朝と夕方の1日2回、散歩に行きます。
以前、私がダイエットを始めたとき、散歩の距離を少し増やしました。
私の健康のために始めたはずでした。
ところがジョイは、毎日うれしそうに歩きました。
私がジョイを歩かせていると思っていましたが、今振り返ると、
私の方が歩かされていたのかもしれません。
ジョイは散歩を楽しむ。私は歩く。お互いに得をした。
たぶん、一番得をしたのはジョイです。
今は、行きたがるかだけでなく、歩く速さ、途中で止まる様子、
散歩後の疲れ方も見ています。
▶ 11歳シニア犬の散歩時間は1回15分×朝夕2回|時間より見ていること
4.寝る時間や、起きるときの様子
最近は、以前より早い時間から寝ることが増えました。
ただ、よく寝る=体調が悪い、と私には判断できません。
だから「何時間寝たか」より、
いつものジョイと比べてどうかを見ています。
いつもの場所で寝ているか。
起きるときの様子が変わっていないか。
5.歯磨きのときに、口の中を見る
歯磨きシートは週5回。
時間に余裕があるときは、歯ブラシも使います。
ただし、歯磨き中のジョイは、世界で一番嫌そうな顔で私を見ます。
「信じていたのに」とでも言いたげです。
昨日もやりました。おとといもやりました。
それなのに毎回、初めて裏切られたような顔をします。
ジョイにとって、飼い主の信頼は毎晩リセットされるらしいです。
嫌がられても続けます。嫌われるのも、飼い主の仕事です。
歯磨きは、ケアのためだけではありません。
口の中を、日常的に見る時間にもなっています。
「いつもと違う」と思ったら、3つ残しておく
あとから思い出そうとすると、意外と曖昧です。
なので、気になったことがあれば、この3つを残すようにしています。
- いつ
- 何をしていたとき
- どう違ったか
11歳の夏には、激しく走ったあとに軽く「ゲホッ」とすることが出てきました。
「最近ちょっと咳をします」ではなく、
「激しく走ったあとに出ます」と健康診断で伝えました。
私は「咳をします」だけより、状況まで話した方が説明しやすかったです。
自分で何日も悩まず、動物病院へ相談しています。
11歳、まだ現役の白い警備員
外では今も「11歳に見えない」と言われます。
家でも、宅配便には全力で走るし、せいろには誰より早く気づきます。
でも、11年間一緒にいると、飼い主には「前と少し違う」が見えることもあります。
私が見ているのは、特別な健康法ではありません。
今日もジョイが、だいたいいつものジョイか。
それを見ています。
そして今日も、宅配便が来れば玄関へ走る。
娘らしき人がいれば確認する。
11歳の白い警備員は、まだ現役です。



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